アウトレットマンション(物件)
最近、アウトレット物件、アウトレット不動産、アウトレットマンションなどというものが増えています。
「アウトレット」という言葉から何となく、その意味を理解できそうですが、具体的にはどのようなものでしょうか。会社や人によって、その言葉の持つ意味が微妙に異なります。
例えば、「住宅の楽待」では、以下のいずれかの条件を満たす新築マンション・一戸建て住宅を「アウトレット不動産」としているようです。
1)当初の販売価格から値下げされた物件
2)家具・家電製品などのプレゼントや購入費用・引っ越し費用負担などのサービスがついている
3)新古物件(新古マンションもしくは新古戸建て)※竣工されてから未入居の状態で1年以上経過したもの
次に、野村不動産アーバンネットが運営する「ノムコム」では、以下のいずれかに該当するものとしています。
1)価格改定を実施して販売している分譲マンション(住戸)
2)マンション開発業者(デベロッパー)が一括バルク売り(まとめて売ること)した物件を他の不動産会社が買い取り、リーズナブルな価格で再販している分譲マンション(住戸)
上記2つのケースでは、価格の値下げに関しては同じですが、他の条件が異なりますね。ただ、いずれのケースもアウトレット物件(マンション)だと考えて良いでしょう。
ちなみに、「アウトレット」という言葉の本来の意味をウィキペディアで引いてみると以下のように記載があります。
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もともとアメリカの流通業界において、ブランド・メーカーの衣料品やアクセサリーなどの、流行遅れ商品や通販のクーリングオフ品、実用上は問題のない欠格品(いわゆる「半端もの」「訳あり品」「棚ずれ品」など)を処分するために、工場や倉庫の一角に「アウトレットストア」と呼ばれる在庫処分店舗が存在していた。
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「実用上は問題ないものを何らかの事情による処分するもの」といったところでしょうか。これらを基にアウトレットマンション・アウトレット物件を考えるならば、
・売れ残りや事業主の経営上の問題等の事情で早期に処分したい物件
・実際に生活する上では特に問題ない物件
・価格もしくは物品などで何らかの大きなメリットを提供している
といったところでしょう。
アウトレットマンション・アウトレット物件といっても、取引の流れは物件によって異なります。具体的には以下のケースがあります。
A)当初の事業主がアウトレット物件として自ら販売
B)当初の事業主がアウトレット物件を扱う販売会社に委託販売
C)当初の事業主から購入した会社が新たな売主として販売
アウトレット物件には、棟内モデルルームとして使用されていた住戸やキャンセル住戸も含まれると思われがちですが、売れ行きの良いマンションであれば、棟内モデルルームとして使用されていた住戸やキャンセル住戸であっても値段を下げずに売ることもあり、アウトレットという言葉から連想する「安さ」が実現されていません。家具などの特典すら付かないこともあります。
棟内モデルルームとして使用されていた住戸 = アウトレット物件
キャンセル住戸 = アウトレット物件
とはならないこともあるのですね。
事業主にしてみれば、価格を下げると先に購入した消費者からの反発が予想されるため、あまり表立って「アウトレットマンションです!」などと宣伝したくないものです。ですから、売れ残り住戸を一括販売するのですね。もちろん、すぐに現金化できることも非常に大きなメリットですが。
アウトレットの意味ばかり考えていても仕方ないですね。。。
アウトレットマンションを購入する時に気をつけなければいけないのは、どのようなことでしょうか?
前述したように、基本的には実用上は問題ないものが「アウトレット」ですから、本来ならばこの点を心配する必要はなさそうですね。しかし、一般的には、粗悪品・欠陥品のイメージがある上に、いくら価格を下げたといっても高価な買い物ですから、余計に心配になる方もいらっしゃるようです。
価格については、値下げした価格で全ての住戸(又はほぼ全ての住戸)が売れるのであれば、それがその時の適正価格だと考えて良いでしょう。ですから、値下げ後に購入した方にとっては、アウトレットマンションになったことによる資産価値のマイナスはあまり気にすることはありません。
もちろん、先に購入した方にとってはマイナスですね。
また、値下げを理由に、多少の施工不良には対処してもらえないこともあるので、契約前にしっかり確認しておくことも必要です。例えば、キズや汚れの補修をしてもらえないことがあるのですが、この点をよく理解して購入するのであれば問題ないとも言えます。
ただ、価格の判断は難しいですね。値下げ後の価格から更に交渉可能な場合が多く、他の住戸の契約価格がわかりません。必ずしも公表されている価格で他の人が契約しているとは限りませんので、安く買ったつもりが、実は同じマンションの他の住戸よりも高かったということもありえますね。
価格は個々の交渉次第でもありますので、慎重に検討しましょう。
まとめると次のようになります。
・生活する上では問題ない
・値下げ後の価格で完売したなら、値下げ後の購入者にとって値下げによる資産価値の損はない
・キズ・汚れを補修してもらえないことがある
・価格が不透明
「アウトレットマンションだからモノが悪くても良い」というわけではありませんから、しっかりチェックして購入したいところですね。
当社でも調査をしていますので、よければご利用ください。
「マンションの通信簿」











