玄関ポーチのチェックポイント
今回からは、一戸建て住宅を購入するとき、建築するときにとっても役立つチェックポイントを住宅の場所ごとに、具体的にお話していきます。
1回目は、「玄関ポーチ」です。
実際に、自分自身が出入りする際のことを思い浮かべながら見ていきましょう!
外出先から自宅へ帰ってくると、道路から敷地内へ入り、ポーチへ上がります。そう、ポーチへ「上がり」ますね。つまり、段差があります。この段差は、敷地の大きさ・建物の位置などの関係もあって、段差がかなり大きくなっているケースがあります。
段差が大きすぎると、やはり使いにくいですね。特にお年寄りのことを考えてください。できれば、20cm程度までにしてほしいです。通常の階段の段 差よりも大きな場合は、つらいですからねぇ。
この段差に法的な制限はありません。制限がないだけに使いにくいものになっていることも見られます。
次に、ポーチと玄関の段差。玄関ドアのまたぎの部分です。
段差がない方が、使い勝手がいいですよね?バリアフリーを考えた仕様だと言えるでしょう。ただ、このチェックポイントは、実はそんなに単純じゃないのです!
玄関ドアから内側は、家の中。外側から内側への雨水の侵入のことも考えなくてはなりません。ポーチの面積が大きく、ポーチの上に屋根があればあまり心配しなくても良いのですが、ポーチが小さかったり、屋根がなかったりすると、雨水が入り込んでしまいます。そんなときには、段差があった方が良いのです。
ポーチに勾配をとれていれば(外側へ向けて斜めにしていれば)、内側へ流れ込む心配もおさえられるので、この点も要チェック。
特に狭小地の場合は、ポーチを広く取る余裕も無く、注意が必要ですね。
さらに、ポーチの広さはドアを開けるときの動作にも関係してきます。外側から玄関ドアを開けるときに、ポーチが狭すぎると、ポーチから降りないといけない場合があります。
取っ手を掴むときにポーチに上り、ドアを開くときにポーチから降りるようであれば、最悪ですよね。お年寄りにとっては、酷な話です。今は若くても終の棲家としてはどうでしょうか?
ちょっと視点を変えて、玄関から外へ出るときのことを考えてみましょう。
雨の日に外へ出るときにポーチが広くて屋根があれば、玄関からポーチへ出たところで、傘をさせば問題ないですよね。
でも、ポーチに屋根がない、もしくはポーチが狭い場合は、玄関ドアをあければ、雨が降り込んでくることもあります。そんなときは、「玄関ドアをあけながら、傘をさす」なんてことをしなければなりません。
ちょっと不便でしょう?
あと、設備については、人感センサー付ポーチ灯なんてあるといいですね。もちろん、夜間の玄関ドアの開錠時に便利ですが、実は防犯面でも効果がありますからね。
ポーチだけでも、これだけのことを考えなければいけないなんて、驚く方もいらっしゃるかもしれません。でも、大事なことです。
今回は法規制なんてないけど、生活する上での大事なことが中心となりました。これらは、「設計者の配慮」があれば問題ないところなのですが、配慮が足りない場合もあれば、敷地面積・建物の位置が関係してきます。
敷地が小さければ、ポーチに充分な面積を割けない!なんてこともありますからね。
今後もまだまだ具体的なチェックポイントについてお話しますので、よろしくお願いします。m(__)m
投稿者 住むネット