2006年08月31日

適用金利が選べるローン

こんにちは。
ファイナンシャル・プランナーの山下修一です。

本題に入ります前に、先日(8/24)の日本経済新聞で
「日経金融機関ランキング」
という記事が載っていました。

ご覧になられましたでしょうか?

ランキングの元になるの利用者の声で
「接客・営業時間」「商品・サービス」
「経営・信頼」「今後の利用」
という4項目を重点に調査を行ったものでした。

で、その結果を見てビックリ。

「顧客満足度」部門の評価では、
いわゆる3大メガバンクといわれる、三菱東京UFJ銀行、
みずほ銀行、三井住友銀行のうち1つもトップ10には
入っていませんでした。

意外でした。
1つぐらいは入っていても...
正直な気持ちです。

最近の3大メガバンクは、他に先駆けて新商品を投入
したり、金利優遇などキャンペーンを実施して、積極的
に顧客の囲い込みを図っていました。

さらに、営業スタイルでも窓口・訪問営業から、個人と
じっくり対面したコンサルティングスタイルへの転換を
図ったりと利用者と距離を出来るだけ縮める戦略を行って
きたはずです。

でもこの結果を見ると、
利用者の「銀行に対するイメージ」と「実際に利用した
感想」でかなりギャップがあるようです。


一方、その評価でトップとなったが新生現行。

特に「金融商品(住宅ローン含む)の商品内容の説明が
親切である」を中心に評価を伸ばしたようです。

私も以前訪れましたが、他の銀行と比べてやはり違った
スタイルを採っているとなあという印象を持ちました。

日々スタッフに対する相談研修の成果もあるとは思いますが、
一方で雰囲気作りでも努力しています。

たとえば、お客様とはカウンター越しではなく、まずは
カフェ雰囲気のお席にご案内し、近くに座って同じ方向から
資料の説明している姿も見かけたことがあります。
そんなことも満足度に影響しているのでしょうね。

商品・サービスの開発でも
他の銀行と差別化を図ってきたと思います。

住宅ローンで「返済途中で金利を固定できる」商品は、
利用者側にとって一味違うメリットを打ち出したものです。


そして....これからが本題です。

今回もまた一味違うサービスが出てまいりました。

新生銀行の「適用金利選択サービス」というもの。

何が選択できるのかというと
「申込日」の金利 VS 「契約日」の金利
の低い方の金利です。。

住宅ローンの適用金利の決定。
思い出してください。

まず住宅ローン実行までには
「申込日」⇒「契約日」⇒「実行日(借り入れ日」
と進めていきます。

民間の住宅ローンのほとんどは「申込日」の金利ではなく
「実行日」の金利が適用されます。

このあたり、一般の消費者に誤解を与えた問題もありましたね。
住むネットNewsを参照ください

「実行日」の金利ということは「申込日」の金利からの「実行日」
までの間の金利上昇リスクは消費者が負うことを意味します。

本来住宅ローンで一番注意をしておくべきことなのですが、
今までは消費者がさほど重要と感じていませんでした。

なぜならば。。
量的緩和やゼロ金利政策の恩恵で近年超低金利が続いており、
金利の変動がほとんど無かったからです。

最近は「今月のローン金利が前月から0.x%上昇または0.x%下降」
というニュースを見るたび、「いよいよ金利が動き始めたな?」
実感しているこの頃、全く無視が出来ません。

さて気になる「契約日」と「実行日」の間隔ですが、短期間
もしくは同日であることから実質的に「実行日」と見なしても
良いと思います。

但し注意すべき点は、

「申し込み月の翌月末までに契約を完了し、
 かつご契約日の翌々月の末日までにご融資を実行される」

が条件となることです。

「3ヶ月以内なら銀行側が金利上昇リスクを負ってもいいよ」
と言ってくれているだけなのです。

「申込日」~「実行日(借り入れ日」が3ヶ月以内に進みそう
ならば利用して良いでしょう。

今から1年先に完成のマンションを購入予定というケースでは、
大きなメリットにはなりません。

反対に、中古マンションや建売住宅などを購入される方にとって、
少しでも金利上昇リスクを回避できるサービスと言えるでしょう。

借入額によっては0.1%や0.2%の節約でも大きいです。

(例)
 借入額:3000万円 返済期間:30年
 申込日金利:3.0% 契約日金利:3.2%のケースで試算すると、

  3.0%での総返済額は約4553万円
  3.2%での総返済額は約4670万円
  本来3.2%なのが3.0%の金利が適用されたら、
  約117万円の節約になります。

どうです?
ちなみにその額は3700万円物件での仲介手数料相当です。
(もしかして、人生最大の節約になったのかも!)

ちょっと興奮して大袈裟でしたね(笑)。
すみません。

新生銀行からの回し者ではありませんのでご安心を。

このような調子で、同じ思想の住宅ローンがどんどん出現して
ほしいものです。

『顧客満足度競争』

より活発になればいいですネ!

それではまた。

投稿者 住むネット