「住宅ローンの「今」を斬る!」 考察:住宅ローンに関するアンケート結果から(3)
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住宅ローンの「今」を斬る! 考察:住宅ローンに関するアンケート結果から

■ 執筆者:荒井 康矩 ■
■ 執筆者:西 緑 ■
■ 執筆者:山下 修一 ■


(15) 考察:住宅ローンに関するアンケート結果から(3)

こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの山下修一です。前々回から2回にわたって、住宅金融公庫が実施した「住宅ローンに関するアンケート結果(平成18年)」を考察しています。

今回がシリーズ最終回。皆さんが「住宅ローンを選ぶ際に重視されたこと」を中心に見てまいりたいと思います。

Q:住宅ローンを選ぶ際にどれを重視しますか?(複数回答可)

A:住宅ローン利用予定者(複数回答可)の回答です。
  第1位 金利水準           67.8%
  第2位 金利優遇           61.3%
  第3位 諸費用(手数料/保証料/保険料等 53.9%
  第4位 最終的な総返済額       50.2%
  第5位 全期間固定金利        22.7%
  第6位 返済方法の多様性・柔軟性   22.3%
  第7位 融資額            21.5%
  第8位 手続・審査の簡便性・迅速性  15.0%
  第9位 三大疾病保障付等の付加価値  14.1%
  第10位 図面や工事内容の検査がある   7.1%
  第11位 その他             0.4%

一般的に考えられているとおり「金利」「返済」について関心が高いという結果になっています。と・こ・ろ・が、住宅ローン利用者については、

  第1位 金利優遇           53.5%(- 7.8)
  第2位 金利水準           52.8%(-15.0)
  第3位 諸費用(手数料/保証料/保険料等 25.5%(-28.4)
  第4位 最終的な総返済額       17.9%(-32.3)
  第5位 融資額            17.0%(- 4.5)
  第8位 手続・審査の簡便性・迅速性  16.2%(+ 1.2)
  第7位 全期間固定金利        12.3%(-10.4)
  第8位 返済方法の多様性・柔軟性    7.4%(-14.9)
  第9位 三大疾病保障付等の付加価値   2.5%(-11.6)
  第10位 その他             4.3%(+ 3.9)
  第11位 図面や工事内容の検査がある   1.1%(- 6.0)
   ※()内は利用予定者の回答割合からの増減です

利用前と後でかなり違った様子です。(当然ながら利用予定者と利用者とは実際はサンプル群として違うので一概には考察できませんが、仮にほぼ同じだとして見ていきますね。)

利用者が予定者の時点と比べて、重視した項目がバラけてしまっています。利用予定者では高かったはずの「金利水準」「諸費用」「総返済額」「返済方法の多様性」の項目が2ケタのマイナスになっています。

いずれも利用者が負担する金額に影響してくるものです。
 ⇒この項目の落ち込みが不思議に映ります。

一方で「手続・審査の簡便性・迅速性」の項目だけプラス。また「融資額」のマイナスが他に比べて少なめです。
 ⇒この2項目はどこか気になります。

一体どのようなことが起っているのでしょうか???とりあえず、次の質問を見てまいりましょう。

Q:住宅ローンの「借入れ先(金融機関)」を選ぶ際にどれを重視しますか?(複数回答可)

A:住宅ローン利用予定者の回答です。
  第1位 住宅ローンの商品内容が充実   55.8%
  第2位 取引がある馴染みがある     39.9%
  第3位 知名度や信頼感がある      36.1%
  第4位 利便性(立地・営業時間)が良い 18.2%
  第5位 住宅・販売業者が勧めるところ  17.1%
  第6位 その他              2.5%

これに対して、、
A:住宅ローン利用者の回答です。
  第1位 住宅・販売業者が勧めるところ  40.9%(+23.8)
  第2位 取引がある馴染みがある     36.6%(- 3.3)
  第3位 住宅ローンの商品内容が充実   25.1%(-30.7)
  第4位 知名度や信頼感がある      26.4%(- 9.7)
  第5位 利便性(立地・営業時間)が良い 18.2%( 0.0)
  第6位 その他              8.1%(+ 5.6)
   ※()内は利用予定者の回答割合からの増減です

注目すべき項目は、「住宅・販売業者が勧めるところ」が大幅増に対して、「住宅ローンの商品内容が充実」が大幅減になっています。『住宅ローン選びの方針が、住宅・販売業者との付き合いの中で影響を受けてしまっている』という傾向が読み取れると思います。

いざ購入する段階で身近に感じられてしまうのが販売会社の営業マン。住宅ローンの相談をする場面は出てきます。当然ながら親切に相談に乗ってくれて、いくつか住宅ローンを紹介してもらえることがあるでしょう。そうなると、

 「物件を購入する者にとって有利な商品を勧めていただいているのだろう。」
 「融資額や審査の点で通りやすいのだろう。」
 「(不動産会社が代行してくれそうだから)手間が掛からないのだろう。」

という気持ちが芽生え、そして勝ってしまうかもしれません。
 ⇒ 幅広い商品選択や総返済額の点が抜けてしまうことが出てくるでしょう。

おそらくですが、そこが「住宅ローン選びで重視したこと」であっさり変わってしまうポイントになるのでは!?と思います。

紹介された住宅ローンですが、販売業者と金融機関との提携ローンと言って金利優遇の点では比較的有利なものはあります。ところが、そのようなものでなく紹介手数料が上乗せされただけの(特長のない)住宅ローンもちらほら見かけます。
 ⇒ そのあたりは注意が必要です。

後で気が付いて長期間後悔することが無いように、利用者側も住宅ローンを選ぶ際に重視したことは(客観的に)検証しておきたいものです。

さて、アンケート結果についてはまだまだ興味深い結果があってご紹介をしたいところですが、この話題をずっと続けるわけにも行かず(笑)、一応区切りということで平成18年分はここまでにしたいと思います。年1回はこのアンケートを注目していく予定です。

執筆 2007年1月25日


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