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今回のこのタイトルを見て、どう思います?
「わかってるよ。共用部分だろ。やっぱりプールが欲しいな。この前、見学に行ったモデルルームでは、シアタールーム付きのマンションだったよ。温泉付きのマンションもあったしね。そんなマンションは付加価値があっていいんだよ、ってことでしょ?」
こう思った方は、黄色信号です。
そういうマンションが必ずダメってことはないです。その付加価値のメリットだけではなく、デメリットもわかっておかないと、入居して数年後には、こんなはずじゃ・・・、というパターンになっちゃいます。
デメリットとは、管理費。高くつくんですよ、こういう施設は。但し、こういった施設は、大規模マンションでよく見かけますが、その場合、大規模故に、戸数の多さで管理費の1戸当たりの負担をかなり吸収してくれてます。
でも、もうひとつ重要なデメリットが。
それは、維持費のかかる施設ですが、あまり使わない人にとっては、「ただの金食い虫。無い方がいい。または、使わずにいたい。」と考え出します。
で、管理組合で、話題に上りだします。使用制限(使用できな日を設ける)などの対策が提案されることがあります。しかし、その施設を目的で買った人にとっては、大問題です。と言うわけで、揉めちゃいます。
そのマンションを買う前に本当にその共用施設が必要か?ってところは考えましょう。 |
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では、その逆を考えましょう。これは必要!っていう施設がない、もしくは不足していますと問題です。例えば、集会室のないマンションはダメです。管理の大事なマンションなのに、話し合う場が無いわけです。
よく問題になるのが、駐車場。最近では、車を所有しない人も多いようですので、必ずしも戸数に対して100%の駐車場が必要とは言い切れませんが、立地によっては100%ないと不足です。そして、駐車場の種類も立体式は、あまり歓迎されません。平面式で100%が理想です。理想ですけどね。
実際には、できる限り、自走式で多くを賄い、機械式がわずかなら良しといったところか。特に都心では、敷地との兼ね合いで、止むを得ないこともあります。
そして、忘れがちなのが、自転車です。場合によっては、駐車場より駐輪場の方が深刻なことも多いのです。通常のファイミリータイプのマンションなら、1世帯に最低でも2台分は確保したいところです。ということは、戸数の2倍の駐輪場が必要です。
でも、この200%がギリギリだというマンションが多いのが残念です。30前後のご夫婦がマンションを購入することが多いのですが、子供ができると足らなくなってきます。そのときには、自転車の置き場所が管理組合の議題に必ず上がってきます。
解決法として、敷地内に増設することも考えられますが、そのスペースがあるかどうかもチェックしましょう。ちなみに、スペースがあっても、いざ設置となりますと、費用負担の問題が出てくるので、できれば、新築時に充分な量の駐輪場が欲しいところです。理想は、300%。でも、なかなか無いですね。
次にチェックしたいのは、エレベーター。よく、70〜80戸に1基なんて言いますが、これでは少ないですね。朝は、たいへんです。60戸に1基をクリアして欲しいものです。必ず、チェックしましょう。 |
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